2013年3月25日月曜日

ヨセフ・ゴバの思い出

ヨセフ・ゴバ アーティスト、ヒーラー。
ヨセフと知り合ったのは2ヶ月前のことです。それがどのような成り行きか 次の世への送り役になってしまいました。 彼はエチオピア人 享年51歳。 彼が僕たちの前で描いた上の絵が遺作になりました。ある朝 彼は僕の前にやってくると 「僕は昨日の夜に夢を見た」と言いました。「何が見えたんだい?」と聞くと 「絵を描かなければならない。」と言いました。 それから数日間 彼は絵を描き続けていました。
彼は エチオピアのある村で生まれ家族とともに暮らしていたそうです。16歳の時にその村をソマリア兵に襲撃され 村人の多くを殺され また”チャイルド・ソルジャー”として連れて行かれた子供たちもあったそうです。 彼は強制収容所に連行され そのまま11年間をそこで暮らしました。そのときの彼の望みは 「ただただ まっすぐ100キロでも 誰に止められることなく歩き続けたい。」だったと言っていました。
 彼は 解放後エチオピアに戻ることは無く 数カ国を回った後カナダに来ています。カナダの労働も過酷な労働でついに身体を壊したと言っていました。
彼のエチオピア人の友人は彼は強く誰にも優しかった。と彼を評します。「苦しみを知っているから本当に人にやさしかったのか。苦しみ抜いたから 誰をもを愛せた。」 そう 言っていました。
病院へ連れてゆく時に彼は声を上げてないていました。きっと今まで誰にも見せたことの無い姿だったでしょう。 彼は「愛している。」と言って去って行ってしまいました。



白い衣をまとった天使は 道端にたたずむ君を導いている。
もう君はゲートの向こうにいるではないか。
新しい始まりを告げる白いデイヅィーは 小道の両側に咲き誇っている。


ジャム屋のブログですが まあたまにはこ言うのもあります。